東海東京インテリジェンス・ラボの柴田秀樹さんのドル/円予想レンジは148.50円~150.00円。柴田さんは「ドル円との相関性が高いとされる米国の2年金利は、FRBの利下げを前倒しで織り込んでいたため、FOMCの大幅利下げが決定された後に、日米2年債金利差が0.4%拡大しました。ソフトランディング下での米国利下げペースは、緩やかなものにとどまりやすいため、日米金利差に基づく円高を見込みすぎると、ドル円の方向感を見誤るリスクには要警戒です。円キャリー取引拡大で、力強い上昇トレンドにはならない公算が大きいです。米国大統領選後は株高、ドル高円安に振れやすいアノマリーがあるため、ドル円は11月以降、中東情勢をにらみつつ上昇基調を徐々に強めることが予想されます」などと話した。