東海東京インテリジェンス・ラボの柴田秀樹さんのドル円予想レンジは149.50円~150.50円。柴田さんは「為替市場では日銀の追加利上げへの思惑とアメリカ経済の減速懸念を背景に、日米の金利差縮小に伴う円高を期待した投機の円買いが積みあがっています。先週の日銀会合とFOMC通過後にドル円が下がらなかったことから、投機筋の円買いはすでにピークをつけた可能性が高いとみています。4月以降、投機筋が円ロングポジションの解消を進めることで、ドル円が押し上げられる動きに備えておく必要がありそうです。来週のトランプ関税で、仮に多くの国で関税を軽減する措置が講じられれば、株高、アメリカ金利上昇、ドル買い円売りで反応するとみています。円ロング解消に向かうことでドル円は、155円を超える展開が予想されます」などと話した。