きょうの東京外国為替市場は、午前9時ごろに1ドル159円94銭まで円安が進んだ。円相場は現在、先週末と比べると1ドル159円72銭から73銭で取り引きされている。円安が進んだのは、先週末に発表された米国の企業の購買担当者の景況感を示す経済指標が市場の予想を上回ったことで“米国経済は堅調でFRBが利下げを急がない”との見方が広がったため。鈴木財務相はけさ記者団に対して「過度な変化は望ましくない。引き続き市場の動向を見て、必要に応じて適切な対応をとっていきたい」など述べた。また、財務省の神田財務官は記者団から市場介入の準備状況を問われたのに対し「あまりに大きく動いたり、経済活動に悪影響を及ぼすので国際的にも対応することは当然と理解されている」など述べた。