加藤さんは「コロナの後、米国の家計の超過貯蓄というのがありましたが、政府の給付金とかあるいは節約していたので、貯蓄がトレンドより増えていました。サンフランシスコ連銀によると、2021年8月にピークで2.1兆ドルまで増え、FRBが金利を上げた割に消費の減速が緩やかだったのは、超過貯蓄の取り崩しがあったのですが、取り崩しも底をつき、6月は−3700億ドルです。9月にFRBが利下げを開始するのは正しい判断ですね」、尾河さんは「コロナ以降、市場の資金は余っていて、金融環境の緩みは続いています。米国経済も減速はするが、粗心配するような景気後退にはならないと思います。ただ。ポジションが傾きすぎた時の反対方向に向かったときの市場の変動が大きくなる可能性には注意ですね」などと話した。