株式と債券の値動きの関係が変化している。インフレの局面では金融政策に応じて同じ方向に動く傾向が強かったものの夏以降逆向きの動きが顕著になってきた。インフレの局面ではFRBが急速に利上げを進め金利が上昇、つまり債券価格は下落。金融引き締めで株価は下がりやすく株安債券安の局面が目立った。引き締めが緩むとの観測が広がると金利が低下。株価が上がる株高債券高となる局面もあった。その後市場の関心は景気に移り景気減速への警戒から債券の利回りは低下、債券価格は上昇。一方株価は業績悪化への警戒から下がりやすくなっている。