アメリカでは8月のCPIが発表された。1年前から2.5%上昇し、全体としては市場予想を下回った。2021年2月以来の低水準となった。コア指数は3.2%上昇し、市場予想通りの結果だった。来週開かれるFOMCでの利下げに対する期待がしぼみ、0.5ポイントを見込む参加者は15%に低下した。いまだにインフレ率が2桁の項目もあり、そのうちの1つが自動車の保険料で16.5%のプラスとなった。車を所持している現地記者によると年間の保険料は40万円超と生活の中で大きな負担となっているという。自動車保険値上がりの背景には自動車価格の高騰やEV普及で修理代が値上がりしていることなどがあるという。こうしたことで保険料が値上がりし、家計を圧迫する一因となっている。