米国労働省が10日に発表した先月の消費者物価指数は前の年の同じ月と比べて2.4%の上昇となった。上昇率は前の月から0.1ポイント低下して2021年2月以来、3年7か月ぶりの低い水準。6か月連続で前の月を下回りインフレの鈍化傾向が続いている。FRB(連邦準備制度理事会)は先月開いた金融政策を決める会合で0.5パーセントの大幅な利下げを決めたが、議事録では何人かの参加者が利下げ幅を通常の0.25%にとどめることが望ましいという認識を示していた。市場ではFRBが来月の会合で0.25%の利下げを決めるという見方が広がる一方、金利を据え置くという観測も出ている。