ADP雇用報告について森田さんは「雇用統計の先行指標と位置づけられているもので、月次の動きは実際に出てくる雇用統計とずれることは多いが、昨日発表されたISMのサービスや製造業のISMは強かった。12月の景気は意外に強いというイメージを持たれている中、雇用統計の示唆を得ようと待ち構えている。利下げを実施したFOMCだったが、パウエル議長の会見などでは1月以降はちょっと様子を見るという方向が示された。ただ、パウエル議長自体が今のFOMCの中で比較的ハト派じゃないかとみられているので、議事要旨の中で実際にどういう議論が行われたのか、ボード全体としてはもっとタカ派に振れていたのではないかなどが注目される。先月からアメリカの10年債利回りは上がってきているが、1つ目はトランプ政権スタートに向けいろんな思惑が入りやすいというのがあると思う」などと話した。