中居正広氏と女性とのトラブルを巡る一連の問題。明日、第三者委員会が報告書を提出し調査結果を報告する。それに先立ち、フジテレビは日枝氏らの退任を含む新たな経営体制への移行を発表した。視聴者に向けこう話していたのは当時フジテレビの社長を務めていた日枝久氏。27日、フジテレビは臨時株主総会と取締役会を開き日枝取締役相談役の退任を含む経営陣の刷新を発表。取締役を半数以下の10人に減らしうち6人を社外出身の取締役に。さらに女性の比率を3割以上とし、平均年齢も50代に引き下げた。1961年フジテレビに入社した日枝氏。1980年に42歳で局の司令塔といえる編成局長に就任すると、「楽しくなければテレビじゃない」のキャッチフレーズのもと、12年連続の年間視聴率三冠王へと導いた。1983年に取締役88年に社長に就任するとその4年後、創業家の鹿内一族がフジテレビの経営から離れることに。関氏は、この一件を経て日枝氏の影響力は増していった。2001年には代表取締役会長に就任。そして2005年、ライブドアが当時フジテレビの筆頭株主だったニッポン放送の株の過半数を買い占め、フジテレビに影響力を行使しようとして対立した際には、約3カ月の間取材に応じ続けた。その後、会長職を退くも取締役相談役となった日枝氏の取締役としての在任期間は、41年に及んだ。一連の問題を巡り公の場に姿を見せなかった日枝氏。過去にテレビメディアを取り巻く環境の変化について語っていたことがある。第三者委員会は明日、調査報告書を提出し午後5時から会見を行い、報告を受けてフジテレビは午後7時から清水社長が会見を行う予定だ。