5月、「進撃の巨人」最終回のアフレコが行われた。テレビや映画のアニメなど300作以上を手掛ける音響監督のミワ氏は声優陣の前に姿を見せ、「疲労してる中でも、足がガクガクしてる中でも立ってて、その気持ちが作れない場合は陰で”スクワット”」と指示した。ミキシングルームには2000カット以上に目を通すハヤシ監督がいて、「コニーは失神して意識が朦朧とし、普通の浅い呼吸でいいかな」などと提案し、ミワ氏が下野紘に伝えた。原作の1コマを15秒のシーンにふくらませるなど最終話の多くが戦闘シーンに割かれ、言葉にならない音、”間”を声で表現しなければならなかった。
編集作業では完成度の高い絵に差し替えたり、カットの長さを調整するなどし、アフレコをアシストする。群衆の声では音響監督から状況を説明され、即興で演じなければならないという。また、物語に「継承」という要素があるため、赤ちゃんの泣き声はエレンを演じる梶裕貴の子どもの声が採用された。音響監督らは「ゼロ歳デビュー」などと話題にしていた。
編集作業では完成度の高い絵に差し替えたり、カットの長さを調整するなどし、アフレコをアシストする。群衆の声では音響監督から状況を説明され、即興で演じなければならないという。また、物語に「継承」という要素があるため、赤ちゃんの泣き声はエレンを演じる梶裕貴の子どもの声が採用された。音響監督らは「ゼロ歳デビュー」などと話題にしていた。