大人たちが全力で取り組んでいるのは、綱引き。さらにリレーも。これは、上司や部下など関係なく、社員同士が夢中になって競い合う社内運動会。真っ赤なジャケット姿で審判長をする運動会屋・代表の米司隆明さん(44歳)は「人数が多くても年齢、性別、体力、役職も問わず、ひとつの目標に対して協力できる、それが運動会」「生き生きとスポーツをやるように職場もそのようにできたら、きっと世の中よくなるんじゃないかなと」と話す。“社内運動会で絆を深めて、より働きやすい職場環境をつくる”ために、米司さんは企業からの依頼を受けて全国各地で社内運動会を行っている。この日は、部署ごとに5チームに分かれて、大玉送りやリレーなど全7種目で競い合った。この社内運動会が生まれたきっかけはおよそ20年前、米司さんが当時、務めていた会社での経験で、「(当時の会社は)結果がすべてで、うまくいかなければどんどん辞めていく。働く目的がよくわからなくなってしまったんです」と話す。そこから“仲間と力を合わせて目標に向かう素晴らしさを伝えたい”と社内運動会を始めたという。米司さんは「(こうした活動を続ける一番の原動力について)『(社内運動会をして)働きやすくなりました』とか、ハイタッチが至るところで起きたり、笑顔が溢れる様子を見て、そういうのがすごく励みになってますね」と話す。
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URL: http://www.udkya.com/aboutus/
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