おととし1月に羽田空港で起きた事故では滑走路上に停止していた海保の航空機と着陸した日航機が衝突し、保安官5人が死亡して1人が大けがをしたほか旅客機の乗客5人も脱出の際にけがをした。衝突のあと旅客機では機内放送が作動せず、乗務員が拡声機を使って乗客の避難誘導をしたが効果が感じられず使用をやめた乗務員もいたことから国の運輸安全委員会は同型機と拡声機で検証実験をし、きのう結果を公表した。機体の片側4か所にあるドアのうち、最も前方にあるドアから2番目のドアに向け脱出指示を行ったところ音声を聞き取ることができたという。一方、3番目のドアから4番目のドアに出した指示は聞こえなかったとのことで同型の拡声機について“伝達範囲が不十分”と指摘している。これを受け国土交通省はより出力の高い拡声機を備えるよう、航空会社と航空機メーカーに要請した。
