民間空港である岡山空港で自衛隊の戦闘機の着陸訓練が行われた。13日には徳之島空港で戦闘機4機による「タッチアンドゴー」の訓練が実施された。自衛隊の基地が攻撃を受けて使えなくなったことを想定したもので、那覇基地では滑走路が攻撃を受けたことなどを想定し、復旧させる訓練も行われた。政府関係者によると、現時点で沖縄・九州、四国を中心に10道県約40の空港・港湾が候補地で、地方自治体と調整を進めているという。一方、住民からは「十分な説明がない」と不安の声があがっている。与那国町には7年前、自衛隊の部隊がはじめて配備され、規模は拡大しようとしている。糸数健一氏は「賛成反対でいがみ合い、分裂・分断していく。本当にまずいと思う」などと憂慮している。東京工業大学の川名教授は「自衛隊機が一時的、一定程度、駐留するとなると、軍事施設だという風に考えられなくもない。住民との対話・説明を丁寧に」などと提言した。