米国軍が沖縄などに大規模な空襲を行い、1400人以上が死傷した10・10空襲からきょうで80年。10・10空襲は日本で初めて民間人が大規模に標的となったとされ、体験者たちは翌年の沖縄戦の始まりとしても語り継いでいる。10・10空襲は80年前のきょう、1944年10月10日に米国軍が沖縄県内各地や奄美諸島に激しい攻撃を行ったもの。午前7時前から始まった空襲は5回にわたりおよそ9時間続いた。この空襲で1400人以上が死傷し当時の那覇市はおよそ9割が焼失しコンクリートの建物を除くほとんどの家屋が焼けた。10・10空襲は日本で初めて民間人が大規模に標的となった無差別攻撃とされ668人の死者の多くが民間人となっている。体験者の多くは翌年の沖縄戦の始まりとしても捉えていて、米国軍も空中から沖縄の詳細な状況を撮影するなどして後の上陸作戦に備えて詳細な資料を作成していた。10・10空襲では県内のさまざまな地域で被害が出ていて各地で語り継ぎ追悼する式典などが開かれる。
住所: 沖縄県那覇市久茂地1-1-1
URL: http://www.rekishi-archive.city.naha.okinawa.jp/
URL: http://www.rekishi-archive.city.naha.okinawa.jp/