都知事選への立候補を表明するとみられていた小池都知事だが今日は出馬への明言を避けた。背景には小池都知事なりの戦略があるとみられる。小池都知事に近い関係者によると、もともとはきょうの所信表明の中で出馬を明言するという調整をしていたというが、おととい蓮舫さんが出馬を表明し「今じゃない」となったという。立憲民主党の蓮舫参院議員が立候補を表明し、ほぼ同じタイミングで出馬表明することは得策ではないと判断したとみられる。一方、蓮舫議員は今日も小池都政を批判したが、蓮舫議員に対抗する動きが活発化している。小池都知事が特別顧問を務める都民ファーストの会と都議会公明党は小池都知事に出馬を要請した。また都内自治体のほぼ8割に当たる52市区町村長も出馬を要請した。自民党は独自候補は擁立せず小池都知事を支援する方向で調整しているが自民党の支援を受けるか小池都知事の対応が注目されている。蓮舫議員は今日午後、都議会を訪れ、各会派に挨拶回りと支援を要請した。来月20日に告示され7月7日に投開票を迎える都知事選にはこれまでに20人以上が立候補を表明している。