自民党総裁選挙。加藤元官房長官が、立候補にあたって記者会見した。加藤勝信氏は、衆議院岡山5区選出の当選7回。政治とカネの問題を受けて、党改革や政治資金改革を断行するとして、それぞれの議員に対し、説明責任を果たすよう働きかけを徹底することなどを明らかにした。また、社会保障を巡っては、厚生労働大臣を3回務めた経験に触れて「必要な人に必要なサービスが提供される仕組み。能力に応じ負担し支え合う仕組みを構築する」。その上で、給食費、子どもの医療費、出産費用の負担をなくす、3つのゼロを目指すと明言した。一方、衆議院の解散時期については「出来るだけ早く国民の信任を受ける選挙をして行くことは必要」だとした。
自民党総裁選挙。上川外務大臣は立候補表明。あす、記者会見を開くことにしている。「全国に日本発の女性総理という声がわき起こるような精一杯の活動を展開する」とした。立候補を予定する議員の政策発表も相次いだ。石破元幹事長は、地方創生を日本経済の起爆剤と位置づけるなどとした。小林鷹之氏は、地方に大胆に投資し、産業の集積地を作ることなどを発表した。林官房長官は最低賃金の引き上げなどで、格差の是正を図るとともに、日本の稼ぐ力を高めることなどを盛り込んでいる。小泉進次郎氏は、党所属の横浜市議会議員30人余りと面会し、支援を求めた。全国知事会の副会長を務める鳥取県の平井知事と面会した河野デジタル大臣は首都圏の国立大学の地方移転を検討するべきだという考えを示した。高市経済安全保障担当大臣は、党所属の国会議員の事務所へ。茂木幹事長は、7月の記録的な大雨で浸水被害を受けた山形県酒田市を訪れ、農業関係者らから、継続的な財政支援を求められた。