京都府城陽市の「ネクストコアテクノロジーズ」は希少なレアアースを一切使わないモーター技術を開発した。3年前に設立した、この会社が手がけるのが厚さ0.03mmの帯状の金属「ヘルメット」。モーターの磁石には重希土類と呼ばれるジスプロシウムやテルビウムなどのレアアースが使われている。中国がトランプ関税に対抗して輸出規制をしているのがこれらの重希土類だ。ヘルメットはニッケルやホウ素を加えることでエネルギー効率を高めてモーターの発熱を抑えるという。従来のモーターと同じ回転数で表面温度を測ってみると従来のモーターが50度を超えているのに対し、ヘルメットは40度ほどにとどまっている。消費電力を最大50%削減しEVの航続距離も延ばすことができる。現在およそ30社がHLMETを使ったモーターの性能を評価中。来年の量産化を目指している。日本発のテクノロジーがレアアース危機を乗り越える切り札となるのか、世界の注目が集まっている。
