中国・重慶市の高級ホテルではレッサーパンダによる出張モーニングコールが行われていた。一泊3万3000円ほどから利用可能なこのサービスにネットユーザーからは、商売道具として扱うなんてとの声が。レッサーパンダは国際自然保護連合(IUCN)から絶滅危惧種にしている。事態を重く見た地元当局が先月ホテル側にサービスを直ちにやめるよう指示する事態になったという。しかし中国の動物による不適切な顧客サービスは他にも。中国・山西省の飲食店でおよそ2万円ほどするアフタヌーンティーセットの一部として行われていたというライオンとのふれあいサービス。こちらにも批判が広がり、当局が緊急に調査に乗り出している。アジア動物医療研究センターパンク町田センター長は、野生の個体を守るための保護資金等に活用できなければただの客寄せになると指摘。ライオンについては、抱っこしている人たちが下手すぎるのでレクチャーをちゃんとしてから触れ合わせるべき、抱き方が不安定だと襲う気が無くても人間が怪我したり洋服が破れる恐れがあると話した。