11月下旬とは思えないほどきょうは各地で気温が上昇。午後1時半までに東京は18.9度、大阪は18.8度、福岡では22.1度に達した他、北海道・札幌では平年の気温より7度高い13.9度まで上昇した。こうした中、東京都内の青果店では北海道産のタマネギを3玉278円で販売。1週間前まで100円ほど安かったというが、この価格高騰の原因は、全国の出荷量の約7割を占める一大産地・北海道襲った夏の記録的な暑さ。北海道全体では去年より1割ほど収穫量が落ち込み、卸売価格が高騰しているという。この価格高騰が痛手となっているのが国産タマネギを使う都内の洋食店。それでも店主は「国産タマネギの甘みが味の決め手になっている」とし、「輸入モノに変えるつもりは一切ない」と話す。一方、愛媛県西予市にある生活用水や農業用水を溜める野村ダムでは、きのう午前0時の時点で貯水率は38.6%と少なく、このまま雨が降らなければ来年2月上旬には貯水率が0になる見通しだと言い、1982年の運用開始以来初めて農業用水に限り取水制限に踏み切った。市民生活への影響を考慮し、上水道の制限については今回は見送られたが、ダムの水を利用する地域の住民には節水の呼びかけを強化することにしている。11月下旬とは思えないほどの暖かさとなった日本列島だが、週末からは一気に本格的な冬の寒さに。この後詳しくお伝えする。
住所: 愛媛県西予市野村町野村