野村不動産は1957年に野村證券から分離・独立して誕生した。最初に目指したのは戦後の住宅難の解消で、1961年に鎌倉の高台に広大な分譲住宅地を切り拓くと、東京オリンピック前に発生した建設ラッシュにあわせ、マンションの分業事業に本格参入した。松尾が入社したのは1988年のこと。マンションの開発を中心にキャリアを積み、その実績を買われ、2018年には住宅部門のトップに。しかし当時はマンションのマーケットは良くなかったという。その中で、目にしたのは営業がマンションの立ち会いにができないとお客に断っている光景。松尾はその光景にすぐさま改革しようと乗り出した。
