柔道男子66kg級の阿部一二三選手について。一二三選手は担技が最大の武器で、東京オリンピックでも威力を発揮し金メダルに輝いた。世界選手権では2連覇を達成。一二三選手は野村忠宏さんを超えるオリンピック4連覇を狙っている。技を増やすため、足技の練習量が2~3倍増えたという。大外刈について、去年の国際大会決勝ではモンゴルの選手と対戦し、担技を警戒し重心を後ろにかけているが、大外刈で相手の重心を利用して奥に倒した。世界選手権では大外刈とみせかけ担技を決めるなど、相手が混乱する柔道を体現している。詩選手と揃って金メダルを獲得した大会の記念撮影の前には、一二三選手がメダルの紐を整えた。東京五輪では詩選手の女子52kg級が先だったが、、パリでは一二三選手の男子66kg級が先である。