負担の引き上げに待ったをかけたい立憲民主党に石破総理大臣が修正案を表明。衆議院予算委員会で石破茂総理大臣が「令和7年度の定率改定を行うまた高齢者の外来特例の見直しは予定通り令和8年度に実施。令和8年度以降に実施する所得区分の細分化については本年秋までに政府として関係者の意見を承ったうえで改めて方針を検討、決定する」と答弁。政府が示した新たな案は今年8月の患者負担の上限引き上げは実施。来年、再来年に予定していた引き上げはいったん立ち止まり秋までに改めて方針を決め直すというもの。引き上げにより今後高額な医療を必要とする人が出ても長期療養の自己負担を抑える多数回該当から外れないようにする考えも示した。70歳未満で年収650万円の人の例を紹介。制度の見直しにより政府は当初200億円ほどの社会保障費の削減を見込んでいたが修正を加えたことで100億円ほどに半減。立憲は「この秋までに答えを出すならいま立ち止まるべきだ」と訴えるが予算案の練り直しが必要になる主張に総理は8月引き上げを譲らない。野田佳彦代表が「英断なのか優柔不断なのか問われる」など発言。