40年にわたり経営の中枢に留まりフジテレビの文化を作ったと言われる日枝氏。1961年にフジテレビに入社し、42歳で編成局長に抜擢された。「楽しくなければテレビじゃない」を合言葉にバラエティ番組やテレビドラマを生み出し、1982年に初の視聴率三冠を達成した。その後は持ち株会社体制への移行を推進しグループ内での力を強くしていった。2003年にフジサンケイグループの代表に就任。2005年にはライブドアによる買収を阻止した。40年以上、取締役を務めグループの黄金時代を築いてきた日枝体制が刷新されようとしている。