能登半島地震から、きょうで4か月。石川県輪島市では、県内では初めてとなる使用期限を過ぎた後も住み続けられる「木造長屋型」の仮設住宅がきのう、完成した。石川県産の木材を使った外壁に、奥能登を象徴する黒瓦の屋根。これは、きのう、石川県輪島市に完成した「木造長屋型」の仮設住宅。これまで県内全体で3000戸あまりが完成しているプレハブ型の仮設住宅は原則2年の利用となっているが、こちらの「木造長屋型」の仮設住宅は期限を過ぎた後は公営住宅として恒久的な住まいとなる予定。今も金沢市に避難をしているという男性は、「木造長屋型」の仮設住宅に入居が決まったという。男性は「金沢から通うと考えれば、全然違います。みんなが戻ってきて、若者も来て、活性してもらえば何より」と話す。一方、仮設住宅への入居をためらう声も…。金沢に避難中の男性は「周りの景色見て、こういう潰れた家を見ながらって、俺はだめやな。残りの短い人生をどこでって思うと、すぐ戻ってくると即決する判断はできない」と話し、先が見えない避難生活は今も続いている。石川・輪島市の映像。