今年も賑わった「となみチューリップフェア」。その一角に能登地方の海産物を扱うブースがあった。輪島市の朝市に出店していた南谷さん。能登半島地震に伴う大規模火災で輪島市の朝市通りは、200棟以上が焼け、約5万平方メートルが消失した。南谷さんは、17歳のときから30年以上朝市に出店していた。朝市から車で15分ほど離れたところにある加工場や倉庫にも深刻な被害を受けた。震災から2ヶ月後の3月、伝統のイカの塩辛作りを再開。砺波市の知人の水産会社の協力で再起し、砺波市で働く同級生の紹介でフェアの会場で販売できるようになった。