川久保玲は大手繊維メーカーに勤務し、宣伝部で広告制作にあたっていた。男性優位のなか、女性の平均勤続年数は4年。川久保は入社から3年で退職し、デザイナーとして独立する道を選択した。後に自らのブランド「コム・デ・ギャルソン」を立ち上げる。75年、南青山に最初の直営店をオープン。若い世代の働く女性から支持され、その1人が建築家の妹島和世。創作を通してそれまでの形式を問いかけるという川久保の姿勢に励まされるという。川久保は自らの服を着る人々に向け、「今まで通り、新しい他にない服を作り続けたいと思います」と話す。そして、「どのような分野でも簡単な仕事、生き方はないと思います。大切な大変な仕事を日々一生懸命行っている方々への評価が高くなる社会があればと思います」とメッセージを寄せた。
住所: 石川県金沢市広坂1-2-1
URL: http://www.kanazawa21.jp/
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