中国軍はけさ、台湾海峡や台湾北部、南部、東部に加え、中国本土に近い金門島や馬祖島の周辺で陸海空軍とロケット軍などによる総合演習を開始したと発表した。演習はあすまで行うとしていて、戦闘機などを台湾に接近させ、部隊が共同で作戦を実行する能力を検証するという。また、中国海警局も台湾周辺で艦隊による訓練を行うと発表。中国軍は今回の演習について「台湾独立勢力に対する懲戒であり、外部勢力の干渉と挑発に対する深刻な警告でもある」としている。中国が独立派として警戒する台湾・頼清徳新総統は20日の就任演説で、中国が主張する「一つの中国」を認めない姿勢を示し、これに中国は反発している。