生前に書いた手紙が亡くなった後に届くというサービスがある。亡くなった夫・利明から鈴木京子に手紙が届いた。60歳を過ぎたころ、脳梗塞を患った利明。京子は右半身が思うように動かない夫を、20年間支え続けてきた。京子さんは懸命に書く夫の姿が目に浮かぶそう。利明が利用していたのは、大手生命保険会社が5年前に始めたサービス。死亡保険に加入している人が利用でき、手書きでメッセージを記入する。夫と息子に宛て、手紙を書くことにした中平苑子。息子が生まれたことで、事故などで突然家族を残して亡くなる人のニュースが気になるようになった。生前に手紙を残しておくサービスは、東京江戸川区の寺でも提供していて、こちらは800通以上の手紙が寄せられている。