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「鈴木 創所長」 のテレビ露出情報

2007年民主化を求める僧侶や市民と、軍事政権の治安部隊が全土で激しく衝突したミャンマー。ジャーナリストの長井健司さんは、その様子をカメラを回しながら取材していた。しかし、この直後ビデオカメラを握りしめたまま治安部隊によって射殺された。長井さんが所属していたAPF通信社はきょう会見を開き、長井さんが残した映像の分析結果を明らかにした。まずわかったのは、映像に記録された長井さんの“最期の言葉”。映像に映る両脇いっぱいにペットボトルを抱えた1人の少年、危険な反政府デモの現場で少年が走ってカメラの方へ向かってくる。直後、映像が揺れたのはかけよった少年を助ける・あるいは手を引くようなことがあったのではないかとのこと。紛争地帯での取材をライフワークにしていた長井さん、弱い立場の人に寄り添い戦争に無関心な社会やメディアに苛立ちを見せることもあったと言う。銃撃後、行方不明になっていたビデオカメラはおととし、ミャンマーの独立系メディアを通じて遺族の元へ返された。今回の映像分析では、何者かによって改ざんされたとみられる「上書きの痕跡」も発見された。映像は銃撃の約6秒前に突然真っ暗な映像に切り替わるが、撮影した際に残る記録信号が長井さんが撮影した部分と暗転した後の映像とで異なっていたという。ミャンマーでは2021年に軍事クーデターが起こり、軍はこれまで7000人近い民間人を殺害してきた。民主化への道は遠のいたまま。APF通信社は、今後映像の上書き部分の復元と詳細の分析をしていくとしている。

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