JA全農たまごによると、卵の平均卸売価格は東京地区でMサイズ1kgあたり345円となり、エッグショックの350円に迫る価格となっている。首都圏のスーパーではどこも高止まり傾向で年内は値段が下がらないとみられている。去年の秋から冬の鳥インフルエンザの影響が残る中で、ケーキや料理などで卵の需要が高まる年末を迎えたため価格が上がっているという。また今年も10月から鳥インフルエンザが各地で発生している。今月2日には鳥取県米子市で確認され、5日までに約7万5000羽が殺処分された。他にも今シーズンは北海道・新潟・宮崎などで6件発生している。政府は卵の価格安定のために新たな対策にも乗り出している。茨城県のイフジ産業では卵の殻を洗浄し割って溶き卵に。殺菌して冷凍するため2年間の長期保存が可能となる。箱や袋に詰められて販売される。イフジ産業で作っているのは業務用のみで、食べる時は流水などで解凍して加熱調理をするためのもの。農林水産省は冷凍液卵の加工業者などに保管施設などの整備にかかる費用を補助する支援に初めてのりだす。需要が下がる夏場にたくさんの冷凍液卵を作って、需要が高まる冬に向けて保管しておいてもらう考え。卵の価格が高騰したときにはパンやケーキなどの業者に冷凍液卵を使ってもらう。その分通常の殻付き卵の需要が減るため一般消費者の価格を安定させられる狙い。政府は来年以降冷凍液卵の本格的な活用を目指したい考え。
