第172回芥川賞直木賞の候補作が発表され、芥川賞は3人、直木賞では1人が初めて候補に選ばれた。芥川賞の候補作は5作品。安堂ホセさんの「DTOPIA」、鈴木結生さんの「ゲーテはすべてを言った」、竹中優子さんの「ダンス」、永方佑樹さんの「字滑り」、乗代雄介さんの「二十四五」。一方、直木賞の候補作には、朝倉かすみさんの「よむよむかたる」、伊与原新さんの「藍を継ぐ海」、荻堂顕さんの「飽くなき地景」、木下昌輝さんの「秘色の契り阿波宝暦明和の変顛末譚」、月村了衛さんの「虚の伽藍」の5作品が選ばれた。芥川賞では、鈴木結生さん、竹中優子さん、永方佑樹さんが初めて候補に選ばれ、直木賞では荻堂顕さんが初めて候補に選ばれた。選考会は来年1月15日に行われる。