- 出演者
- 田代杏子 川崎寛司 伊藤雄彦 坂下恵理
ガソリン価格を抑えるため、政府が石油元売り各社に出している補助金が、きょうから縮小され、県内のガソリンスタンドでは、販売価格を引き上げる動きが出ている。政府は、原油価格の高騰を受けて、3年前の1月から石油元売り各社に補助金を出しているが、去年11月に閣議決定された経済対策で、補助金は継続するものの段階的に引き下げられることになり、きょうから5円程度縮小した。山口市大内千坊の店では、レギュラーガソリンの価格を1リットルあたり176円から181円に5円値上げした。
太陽光発電などの再生可能エネルギーの安定供給につなげようと、中国電力は、下松市の火力発電所跡地に、自社で初めての大型の蓄電所を建設し、2028年後半に運用を始める予定。一般家庭およそ3000世帯が1日に使う量に相当する、3万キロワットアワーの電力を蓄えることができるという。太陽光や風力発電などの再生可能エネルギーの発電量は、天候が大きく影響するが、蓄電所で、多い時間帯は蓄電し、少ない時間帯は放電することで安定的な電力供給につながり、再生可能エネルギーの導入拡大が期待できるという。
ガソリン価格を抑えるため、政府が石油元売り各社へ出している補助金がきょうから1リットルあたり5円程度縮小される。このため、レギュラーガソリンの小売価格が値上がりする見通しで、長崎県内では今後、190円程度まで上昇すると見込まれている。国の委託を受けて石油価格を調査している石油情報センターによると、おととい時点で県内のレギュラーガソリンの店頭での平均小売価格は185.3円となった。石油情報センターは「去年12月に補助金が縮小されたときには小売価格が上昇していて、今回も同様の値上がりが予想される」としている。
芥川賞と直木賞の選考会がきのう東京で行われ、芥川賞に郡山市出身の鈴木結生さんの「ゲーテはすべてを言った」が選ばれた。きのうの選考会で芥川賞には「DTOPIA」の安堂ホセさん、「ゲーテはすべてを言った」の鈴木結生さんが選ばれた。郡山市の書店では特設コーナーが作られた。
きのう発表された第172回直木賞に徳島を舞台にした伊与原新さんの「藍を継ぐ海」が選ばれた。徳島市内の書店では今朝から本を買う人の姿が見られた。受賞作の「藍を継ぐ海」は、日本各地を舞台にその土地特有の歴史や自然などをモチーフとした短編集。
WEB特集「相武紗季さん “あの日の記憶を子どもに伝える”」を紹介。現在放送中の連続テレビ小説「おむすび」に出演している俳優・相武紗季さんは阪神淡路大震災の発生時、小学3年生で兵庫県宝塚市の自宅で被災した。相武さんはふだんから災害に備え、生活を工夫するようになった。大きな地震がきても倒れてこない高さの家具を使ったり、扉が勝手に開いて中身が飛び出てこないようにストッパーをつけたりするようになった。相武さんは、記憶をつないでいくために、シンポジウムに積極的に参加するなど、防災への意識を高めてもらう活動を続けている。
阪神淡路大震災からあすで30年。山形県警察本部は、大規模な地震で庁舎の機能が維持できなくなった事態を想定し、機能を別の施設に移転する訓練を行った。訓練には警察官や職員などおよそ40人が参加した。また、地震の影響で発生したなだれで人が埋もれたという想定で、救助現場で撮影された映像を見ながら、情報を収集する手順を確認していた。
中学校の休日の部活動を地域のスポーツクラブなどに任せる「地域移行」の説明会が、米沢市で開かれた。国は、教員の負担軽減を図ろうと、学校の休日の部活動を地域のスポーツクラブなどに任せる「地域移行」を進めていて、米沢市では昨夜説明会が開かれ、保護者などおよそ40人が参加した。このなかで、県の担当者は、生徒数の減少で学校単位での大会への出場が難しくなっているなどの課題を指摘し、部活動を地域で支える必要性を訴えた。このあと、米沢市剣道連盟の幹部が、去年10月以降、市内5校の剣道部で実施した「地域移行」の試験的な取り組みの結果を説明した。
阪神淡路大震災から30年となるのを前に香川県庁で南海トラフ巨大地震を想定した訓練が行われ、被害情報の収集や県外からの応援職員の受け入れに対応する手順が確認された。香川県では毎年、阪神淡路大震災の発生した1月に巨大地震を想定した訓練をしていて、ことしは17の市と町、それに警察や自衛隊など39の団体から300人あまりが参加した。また別の会場では国や県外からの応援職員や物資を受け入れる手順が確認され、応援職員の派遣先や活動内容を県の職員がホワイトボードに書き込んでいた。
阪神淡路大震災からあすで30年となるのにあわせて、災害現場で活動するボランティアについて紹介するパネル展が県庁で開かれている。このパネル展は香川県庁1階のギャラリーで開かれ、災害ボランティアを紹介するパネルなど43点が展示されている。このうちボランティアの活動の流れを紹介するパネルでは実際に被災地に入る前に情報収集や準備をすることの重要性が紹介されている。阪神淡路大震災では1年間に延べおよそ138万人のボランティアが全国各地から駆けつけ「ボランティア元年」とも呼ばれた。
今月ヴィッセル神戸は新たなシーズンに向けて始動。目指すはリーグ3連覇の快挙。練習を見守る芝英幸さん。クラブに勤めて25年、地元の自治体と連携した事業などを担当している。この日、選手たちに初めて伝えたことがあった。自身が大学2年生だったとき下宿先の神戸市灘区で経験した震災について。30年前初めての練習を予定していたヴィッセル。クラブの活動は復興作業から始まった。あの日の下宿先での行動を悔やんでも悔やみきれずにいる芝さん。入社後も震災と向き合えずにいたという。それでもチームがタイトルを獲得し、去年は2冠を達成。目標を次々に成し遂げていく姿に勇気をもらい震災と向き合う決心をしたという。
震災から30年を前に、芝さんは新たな決意をした。ヴィッセルの原点の記憶を伝えていく。クラブが市民とともに歩んだ復興の歴史や証言を残していく取り組みを始めた。業務の合間には関係者を訪ねて当時の記憶を聞き取っている。この日は、神戸市内の飲食店を訪ねた。加藤寛さん。当時はヴィッセルの育成責任者だった。店主の一色さんはクラブの通訳をつとめていた。“地域とともにクラブはある”ヴィッセルの原点にある想いを継承することが未来につながっていくと考えている。
三重・桑名市の玉三稲荷神社の白い蛇が巻きついているように見えると話題になった石を紹介。巳年の今年は、参拝者が例年の約10倍になったという。
大阪・関西万博で、各国の担当者を集めた全体会議は兵庫・姫路で2日目が始まり、会期中、各国に1日ずつ割り当てられたナショナルデーについて説明が行われた。全体会議は今日午後、石毛事務総長やBIE=博覧会国際事務局のケルケンツェス事務局長が総括する記者会見を行って閉会する。
今日、鹿児島市内のホテルで開かれた委員会には、原子力や地震工学などが専門の委員11人のほか、原子力規制庁や九州電力の担当者などが参加した。原子力発電所の運転期間について、今年6月から始まる新たな制度では、審査による停止期間を除外することで実質的に60年を超えて運転できるようになっていて、去年11月、九州電力の川内原発の1号機と2号機について、劣化状況などを管理する計画が認可を受けた。委員会の中で原子力規制庁の担当者は、新しい制度での申請や審査の内容を説明し、設備の劣化状況を調べる点検方法などを示した九州電力の申請を認可したと報告した。そして委員会として「これまでに県の分科会で検討してきた内容と合致していて、適切に審査されている」と評価した。その上で、新しい知見が出てきた場合など今後の対応についても絶えず見直していくことを規制庁に要望した。
広島県は。、広島都市圏の病院を再編してJR広島病院、県立広島病院、中電病院、広島がん高精度放射線治療センターの4つの医療機関を統合し、JR広島駅前に新しい拠点病院を整備する計画を進めている。このうち、新しい拠点病院の敷地内にあるJR広島病院は建物の構造を利用し、約500台の駐車が可能な立体駐車場に改修する予定。しかし、建設資材などの高騰の影響で、改修費用が想定より大きく膨らむことが予想されることから、現在の建物を引き続き医療関連施設として活用する案が県庁内で浮上していることが関係者への取材で分かった。県では新しい拠点病院の総事業費を概算で1300億円から1400億円と見込んでいて、費用の抑制に向けてさらに検討を進めていくことにしている。
広島・呉市の海上保安大学校で、伝統の耐寒訓練が始まった。初日の今日は、まだ辺りが暗い午前6時すぎから276人の学生たちが広場に集まった。そして、逮捕術・長距離走・カッターの3つの種目に分かれて訓練に取り組んだ。このうち、カッターの訓練には約80人の学生が参加し厳しい寒さの中、重さ10キロほどのオールをこぎ、約3.6キロのコースを1時間ほどかけて進んだ。海上保安庁の幹部候補を養成する呉市の海上保安大学校では、1952年から毎年この時期に伝統の「耐寒訓練」が行われている。耐寒訓練は、今月23日まで行われるという。
熊本市電では去年、走行中にドアが突然開いたり、赤信号を見落として交差点に進入したりするなどトラブルが計16件起き、大みそかには脱線事故も起こした。熊本市交通局は、安全対策を専門とする新たな部署を設置して安全教育を強化している。今日は、安全意識を高めてもらおうと、JR九州熊本支社安全推進室の担当課長を招いて、運転士や車掌などを対象に研修会を開いた。講師のJR九州・中島正太さんはかつて運転士だったころの経験として「お客さんが自分の列車に乗ることは二度とないかもしれないと常に意識していい運転をしようと心がけていた」と話した。また、信号の指さし確認の意義として、より正確に状況を確認できるため、安全対策として最も有効だと説明した。そのうえで「われわれ運転士の仕事はファインプレーとかホームランを打つことが大事ではない。プロとしてエラーをいかに少なくするかが大切」と話した。
熊本県内で古くから育てられているニワトリ「肥後五鶏」を受け継いでもらおうと、あさぎり町の南稜高校に愛好者でつくる保存会から「達磨ちゃぼ」と呼ばれる生後1年ほどの「肥後ちゃぼ」3羽が譲渡された。肥後ちゃぼの他、熊本種、久連子鶏、地すり、天草大王の計5つの種類は「肥後五鶏」と呼ばれ、熊本県内で古くから育てられている。譲渡式には県内の愛好者でつくる「肥後ちゃぼ保存会」の今村安孝会長など3人が出席した。南稜高校によると、去年10月には保存会から4つの鶏種計13羽がすでに譲渡されていて、校内で飼育されているという。