多くの日本人にとって重要な制度「年金」。この制度が今年大きく見直される可能性がある。そんな中、先週開かれた厚生労働省の審議会で議論されたのは「第3号被保険者制度」について。「第3号被保険者」とは、会社員や公務員などの配偶者は年金保険料を支払わなくても基礎年金を受け取れる制度のこと。条件は厚生年金保険被保険者の配偶者で20歳以上60歳未満、年収は130万円に達しないことなどがあり、700万人以上が対象となっている。ただ、この制度を巡っては「専業主婦らだけが保険料を支払わず年金をもらえるのは不公平だ」という声が上がっており、先週の厚労省の審議会では制度の縮小を探る議論が交わされたという。縮小となれば専業主婦にとっては保険料負担を求められることにもなりかねない。