身近な場所のお米の状況は今。女性が訪れた都内のスーパーでは米が品切れ、次に訪れたドラッグストアで見つけて購入したそうだ。「令和のコメ騒動」が叫ばれる中で、この週末、大盛況だった場所がある。千葉県袖ケ浦市の直売所で一昨日、開催された新米まつりには、とれたての地元の新米がずらりと並んだ。中でも人気だったのが一升枡による新米のすくい取り。1回の料金は900円で約2.5kgの新米がすくい取れる。米の品薄を背景に新米まつりは大にぎわいで、去年の1.5倍の人が訪れたという。会場では炊きたての新米のおにぎりや、卵かけごはんなども提供された。新米5kgの価格は2500〜3000円ほど。例年より500円程度高いということだが、都市部と比べれば価格が抑えられている。地方では、こんな現象も起きている。愛媛県内では米の品薄は見受けられないが、西条市の直売所では例年と比べて米の販売量が2〜3割ほど増えているという。その訳は地元の人が県外に住む身内や知人に「コメがない」と言われて送ってあげるというのが非常に多いという。那覇市のスーパーも米の在庫は十分。こちらでも地元の人が米を購入し、関東や東海に送るケースが目につくようになったという。全国的に新米が十分に出回るのはいつになるのか。