兄弟2人が初めて父・中村獅童がいない舞台に挑む。演目は歌舞伎の三大名作「義経千本桜」。2人が歌舞伎俳優の名をもらったのは2024年6月。およそ1年間、父・獅童と共に数多くの舞台に立ち続けてきた。稽古では先生に指摘されたことを母・沙織さんが丁寧にメモを取る。メモを見ながら自宅で反復稽古を行う。本番まで20日、2人の稽古はまだまだこれから。
歌舞伎の公演では舞台稽古が始まる前に楽屋作りが行われる。化粧台や鏡は役者ごとに持つ。付人が楽屋を準備するのが歌舞伎界の通例。中村獅童が歌舞伎俳優デビューしたのは8歳の時。お家の芸を継ぐため父親から指導を受ける場合が多いが、父は獅童が生まれる前に歌舞伎俳優の道を廃業していたため演じるのは端役ばかりで付人がつく事もなかった。映画「国宝」の中の「親がいないのは首がないのと同じ」というセリフは祖母が言った言葉とのこと。父がいない歌舞伎の世界で苦悩した獅童の支えとなったのは母・陽子さんだった
本番まであと14日、稽古もいよいよ本格化。夏幹くんが演じるのは庶民の息子・善太郎、陽喜くんが演じるのは武将の息子・六代君。夏幹くんの課題は丁半のシーン、陽喜くんの課題は感情を込めたセリフ。衣裳をつけての舞台稽古ではじっとしていられないという新たな課題も。陽喜くんの最大の難所は約16分間正座で座り続けなければならない。
歌舞伎の公演では舞台稽古が始まる前に楽屋作りが行われる。化粧台や鏡は役者ごとに持つ。付人が楽屋を準備するのが歌舞伎界の通例。中村獅童が歌舞伎俳優デビューしたのは8歳の時。お家の芸を継ぐため父親から指導を受ける場合が多いが、父は獅童が生まれる前に歌舞伎俳優の道を廃業していたため演じるのは端役ばかりで付人がつく事もなかった。映画「国宝」の中の「親がいないのは首がないのと同じ」というセリフは祖母が言った言葉とのこと。父がいない歌舞伎の世界で苦悩した獅童の支えとなったのは母・陽子さんだった
本番まであと14日、稽古もいよいよ本格化。夏幹くんが演じるのは庶民の息子・善太郎、陽喜くんが演じるのは武将の息子・六代君。夏幹くんの課題は丁半のシーン、陽喜くんの課題は感情を込めたセリフ。衣裳をつけての舞台稽古ではじっとしていられないという新たな課題も。陽喜くんの最大の難所は約16分間正座で座り続けなければならない。
