年間売上げ約1兆2200億円。世界一のおもちゃメーカー「レゴ」だが、過去に1度、倒産寸前のものすごいピンチがあったという。本社の歴史担当シーネさんに聞く。元々ビルンで木工所を経営していたオーレ・キアク・クリスチャンセンさんが、1932年に木製のおもちゃを作り始めたのがレゴの始まり。1949年には、イギリスのおもちゃを参考にして、レゴの原型「オートマ・ビンディング・ブロック」を開発。しかし、これは表面のポッチはあるが裏面のくぼみがないので、ブロック同士がすぐに離れてしまうという弱点があった。もっとぴったりハマるブロックを作りたいと考えたオーレさん。研究を重ね、1958年、裏側にチューブというくぼみをつけてブロック同士がくっつく「レゴブロック」を開発。そこから30年、様々なヒット商品を発売。