- 出演者
- 進藤晶子 加藤浩次 マイケル・エベスン
オープニング映像。
日本のレゴ専門店「レゴストア」では完成品がプリントされた箱が陳列されていて、箱の中には小袋に入ったブロックと説明書が封入されている。またデュプロシリーズは通常のレゴブロックと比較して幅・奥行き・高さが2倍になっていて、小さな子どもでも安心して遊べると人気を集めている。
レゴのデンマーク本社があるビルンのビルン空港にはエントランスにレゴブロックで作られた巨大オブジェが設置してあり、この他地元にはレゴのテーマパーク「レゴランド」などがあり、街の殆どの人がレゴ関連の仕事に従事しているという。ビルンは1932年に創業者がレゴを立ち上げた街で、現在では街がレゴ一色になっている。レゴの商品開発は全てビルンの本社で行っていて、敷地内には工場も併設している。工場ではレゴブロックを作る機械「モジュールマシン」が約700機設置されていて、24時間365日製造を行っている。
レゴブロックは数ミリ単位で大きさやポッチの配置が決められていて、どのブロックも一切のズレがない精密さを誇っている。このためぴったりハマる快感が人気を集めている。
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レゴ本社にあるイノベーションハウスでは50カ国以上から集まった約200人のデザイナーが新商品を開発していて、限られた人しか立ち入れない極秘施設となっている。日本人デザイナーも1人働いていて、デザイナーたちの企画のうち約20%が実際に商品化されるという。
レゴでは1999年にスター・ウォーズとのコラボを皮切りにロード・オブ・ザ・リングやハリー・ポッターなどの人気コラボ商品を発売していった。
レゴブロックはフィギュアなど精巧な商品で部品に強い力が加わるとあえて外れるようになっていて、折れたりなど破損しにくくなっている。
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レゴ儲かりの秘密4、最後まで飽きさせない組み立て順。端から順にただ作っていくだけだと完成の楽しさが最後にしかないので続かない。レゴブロックは、途中で小さな完成があるように組み立て手順が作られている。組み立てる工程まで考え抜かれたデザインがレゴにハマっちゃうヒミツだった。
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8割がボツになるというが、2割に残る理由は。マイケルさんは「デザイナーたちが考えたアイデアを元に試作品を作り、実際に子どもたちに遊んでもらう。反応を見て商品化するアイテムを決めている。大人向けの商品の場合、大人のユーザーに集まってもらい、商品化テストをしている」という。他の会社にマネされても大丈夫なのか。マイケルさんは「マネは可能だろうと理解しているが、私達は常に革新的な商品を開発して類似品の先をいこうと考えている」という。
年間売上げ約1兆2200億円。世界一のおもちゃメーカー「レゴ」だが、過去に1度、倒産寸前のものすごいピンチがあったという。本社の歴史担当シーネさんに聞く。元々ビルンで木工所を経営していたオーレ・キアク・クリスチャンセンさんが、1932年に木製のおもちゃを作り始めたのがレゴの始まり。1949年には、イギリスのおもちゃを参考にして、レゴの原型「オートマ・ビンディング・ブロック」を開発。しかし、これは表面のポッチはあるが裏面のくぼみがないので、ブロック同士がすぐに離れてしまうという弱点があった。もっとぴったりハマるブロックを作りたいと考えたオーレさん。研究を重ね、1958年、裏側にチューブというくぼみをつけてブロック同士がくっつく「レゴブロック」を開発。そこから30年、様々なヒット商品を発売。
1990年代中頃になると、急にレゴが売れなくなった。インターネットやテレビゲームが普及し、子どもたちの遊び方が変わってしまった。このままではまずいと、レゴはテレビゲーム開発や教育事業、テレビ番組制作、ジュエリー販売など、様々な分野に進出したが、どれもうまくいかず、業績はますます悪化。2003年には310億円の赤字を抱え、倒産危機に陥ってしまった。倒産危機からレゴを救うべくCEOに大抜擢されたのが、元コンサルタントで当時35歳だったクヌッドストープさん。レゴ社復活のため、2つの戦略を考案した。1つ目は、ビジネスをレゴブロックだけに絞ること。他のビジネスに手を広げるのではなく、レゴブロックの売上げを回復する。レゴブロック以外の事業は停止し、レゴブロックは当時人気の高かったコラボ商品などに力を入れて販売した。
もう1つの戦略が、NPU。Nice Parts Usageの略で、同じパーツを使い回すことだ。パーツを使い回すことで、コストを抑えることができる。レゴでは特別な理由がない限り、新しいパーツを作ってはいけないと、厳しく決まっている。レゴブロックづくりで1番お金がかかるのは、パーツを作るための金型を作ること。クヌッドストープさんはNPU戦略で、14000種類あったレゴのパーツを3500種類に削減。グッとコストを抑えることに成功した。2つの戦略の結果、2003年には約310億円だった赤字が、翌年には80億円の黒字にV字回復した。
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厳しくコストを見直す一方、レゴには他の会社にはない楽しそうなルールも。本社の中を歩いていると、気になる光景を発見。
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世界No.1おもちゃメーカーレゴには、他の会社とは違う楽しそうなルールが。本社の中を歩いていると気になる光景を発見。レゴ社では、仕事中にいつ遊んでもOK。子どもが遊ぶレゴブロックを作るから同じように遊ぶのがモットー。本社内には、各フロアにレゴブロックが置いてあり、いつでも自由に遊んでOK。レゴジャパンでは、毎月平日の昼間に1時間、仕事は禁止で遊ばなきゃいけないというルールが。仕事中の遊びをきっかけに、レゴ スーパーマリオシリーズに液晶を取り入れるアイデアが生まれた。レゴ社ならではの独特な戦略が世界No.1の売上げを生んでいた。
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社員が遊ぶことのメリットは。マイケルさんは「一緒に遊んで楽しい時間を過ごせばチームワークが良くなり、仕事の問題が発生しても意見を言い合って良い解決を見つけられる。レゴブロックには間違いも正解もないから、クリエイティブな発想を培うのにぴったり」という。
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レゴジャパンから、新商品「レゴ アイコン バラのブーケ」を10名様に、「レゴ アーキテクチャ 姫路城」を3名様にプレゼント。電話番号・番組公式SNS・HPから応募。締め切りは26日火曜日まで。
「がっちりマンデー!!」の次回予告。