もう1つの戦略が、NPU。Nice Parts Usageの略で、同じパーツを使い回すことだ。パーツを使い回すことで、コストを抑えることができる。レゴでは特別な理由がない限り、新しいパーツを作ってはいけないと、厳しく決まっている。レゴブロックづくりで1番お金がかかるのは、パーツを作るための金型を作ること。クヌッドストープさんはNPU戦略で、14000種類あったレゴのパーツを3500種類に削減。グッとコストを抑えることに成功した。2つの戦略の結果、2003年には約310億円だった赤字が、翌年には80億円の黒字にV字回復した。