東京・錦糸町の8mmフィルム専門店「レトロエンタープライズ」に密着。続いての依頼は8mmフィルム。50年前結婚式を兄が撮影してくれたが映写機がないので1回もみることもなく過ぎてしまった。デジタル化してもらい奥さんと観たいという手紙も入っていた。依頼者は中島善吾さんと妻の満代さん。2人は45年前に見合いで知り合い結婚。中島さんの仕事は海上自衛隊だった。これまで10回引っ越してきたが8mmフィルムは持ち続けていたという。金婚式の時に脅かすつもりだったが番組からのオファーが嬉しくて妻に言ってしまったという。3週間後、DVDが届いた。家族全員で鑑賞会が始まった。冒頭は妻が実家を出発するシーンだった。妻の実家は当時スーパーマーケットを経営していた。余興のオーナーでは加山雄三の「君といつまでも」を歌っていた。歌の途中に「幸せだな 僕は君といる時が一番幸せなんだ」という台詞があり、新郎がそのセリフ部分を言うのが昭和の結婚式の定番だった。セリフを言う前にフィルムが終わってしまった。