去年9月、オリンピックシーズンの国際大会初戦となるロンバルディア杯に、マリニンの背中を追う鍵山優真が出場した。鍵山の持ち味はジャンプではなく、スケートの美しさ。マリニンも鍵山の滑りは美しく優雅だと語った。マリニンは4回転アクセルは封印したものの、高度なジャンプを次々に繰り出した。大会はマリニンが優勝し、鍵山は2位となった。鍵山はノートに練習で意識することを書き留めている。ノートには、スケートの美しさを追究する言葉が並んでいた。ジュニア時代の鍵山はマリニンに勝利してきたが、マリニンが4回転ジャンプを身に着けてから立場は逆転した。
