阪本彩乃さんは数年前から体が徐々に動かなくなる進行性の難病を抱えており、日常生活を介助犬「ポノ」のサポートを受けて暮らしている。介助犬は手足に障害がある人の生活を手助けするため特別な訓練を受けた犬である。介助犬を必要としている人数は全国で約1万5000人で、現在国内で活動している介助犬は58頭である。愛知県長久手市のシンシアの丘は介助犬の訓練センターで、去年40件以上の介助犬の問い合わせがあった。犬を育てる人材や費用などが不足しており、数をすぐに増やすの難しいという。介助犬の育成費用は9割以上を寄付で賄っている団体が多く、介助犬自体の認知度が低く寄付が集まりにくい。