長崎はきょう79回目の「原爆の日」を迎え、被爆者や市民らが追悼の祈りをささげた。今年の式典をめぐっては、G7の日本を除く6か国とEUの駐日大使らがイスラエルを招待しなかった長崎市の対応は「イスラエルをロシアとベラルーシなどの国と同列に扱うこととなり、残念で誤解を招く」として代理が出席している。この1年間に新たに死亡が確認された原爆死没者3200人の名簿が奉安され、長崎原爆死没者は19万8785人となった。平和祈念式典で長崎市の鈴木市長は、平和宣言で「核戦力の増強は加速して人類への脅威が一段と高まっている」とした上で、核保有国などに対して「核兵器廃絶に向けて大きく舵を切るべき」と訴えた。