今年で52回を迎えた日本賞はNHKが主催する世界で唯一の教育コンテンツに特化した国際コンクール。今年は58の国と地域から373の作品と企画のエントリーがあった。審査は対象年代別で分かれて4つの部門で最優秀賞が選ばれ、その中からグランプリが選ばれる。幼児向け部門(0~6歳)、児童向け部門(6~12歳)の最優秀賞作品を紹介。幼児向け部門最優秀賞は「レナとまきばのなかまたち にぎやかな巣」。個性豊かな動物たちが一緒に暮らす様子を描いたアニメーション作品。児童向け部門最優秀賞は「長距離バス」。ポーランドから母が暮らすベルギーに移住のため1人で向かうことになった8歳の少女がバスの中の奇妙な乗客たちと触れ合う。グランプリ日本賞に輝いたのは青少年向け部門最優秀賞の「夢と運命の境界で エジプト 少女たちの岐路」。エジプト南部の村で活動する少女だけの演劇グループ。この村では家父長制が根強く女性の行動に厳しい制限があり、それぞれに歌手などの夢を持っているが許されない。4年にわたる撮影で厳しい現実の壁と夢の間で揺れ動く少女たちの心情を丹念に描き出した作品。
