一連の薬物事件で廃部となった日本大学アメリカンフットボール部について、元部員や新入生の受け皿となる後継組織が、今月中旬にも、本格的に練習を開始することが関係者の話で分かった。日本大学は事件に関与していない元部員と新入生を今年度設置した「競技スポーツセンター」の所属として、グラウンドやトレーニング施設などの利用を認めていた。後継組織では、学生たちに薬物検査の実施や、薬物に関与しないとする誓約書の提出などを求めたうえで、部のOBが責任者として監督代行を務める。組織は関東学生連盟に加盟しておらず、今シーズンのリーグ戦には出場できない。大学は来年度以降、新たな部の立ち上げを検討するとしている。