赤羽駅から南に2km程にある東京・北区上十条5丁目では1700世帯余りが暮らしているが、東京都が発表した首都直下地震の火災危険度ランクマップで最も危険が高いレベル5に指定される。極度に密集した住宅により狭い路地が多く消防車両が入ることが出来ない。この地域の危険性について専門家が行ったシミュレーションでは、町の中心部の一箇所から火が出て消火活動が行われなかった場合、火の手は止まらず6時間後には地区のほぼ全域に燃え移るという。火災への脆弱性に強い危機感を持っているこの地域では、地域ぐるみで街を守る取り組みが行われている。誰でもすぐに初期消火にあたれるよう、町内の至る所に160本の消化器が設置されている。スタンドパイプは、門を自由に入れる家に7台置いている。このスタンドパイプを扱える組織「防火女性部」を作った。スタンドパイプは消火栓につなげホースをさせば放水が始まる。地元の子供たちにも知ってもらうため、7台のスタンドパイプがどこにあるのか、設置した場所を見て回り、機材に張られたマークを確かめるゲームを開催している。また、停電を想定した備えも。
