ノーベル生理学・医学賞に大阪大学の坂口志文特任教授が選ばれた。喜びの会見では長年二人三脚で研究を続けてきた妻への感謝の言葉を口にした。個人としては4年ぶり、日本人として29人目のノーベル賞に輝いた。笑顔で会見に臨み「このような名誉をいただくのは光栄に思う」と喜びを噛み締めた。免疫学を専門とし、ウイルスなどの外敵から体を守る仕組みである免疫「T細胞」が自分自身を誤って過剰に攻撃することにブレーキをかける「制御性T細胞」を発見。朝日新聞によると、坂口さんが制御性T細胞の研究を本格的に始めた1980年代は「免疫を抑える細胞は存在しない」という考え方が広がっていて、研究成果は見向きもされなかったという。不遇の時代を支えたのが妻の教子さんだった。
