9月の自民党総裁選で敗れた“コバホーク”こと小林鷹之議員に密着。同じく敗れた高市早苗議員が闇バイト対策、河野太郎議員が選挙担当の幹部に就く中、小林鷹之議員は国民民主党と合意した「年収103万円の壁」の引き上げを議論する税制調査会、通称“税調”の幹部に就任した。先週木曜、東京都内のビルから出てきた小林議員。医療関係の講演を終え、すぐさま車に乗り込み手に取ったのはお弁当。その後も会議や打ち合わせに出席し、夜には都内と地元・千葉の2カ所の会合に参加。翌日は朝6時半から日課としている地元選挙区内の駅でビラ配り。与党で過半数を割った石破政権について小林鷹之議員は「日本が置かれている状況を考えれば非常に厳しい状態。内政も外交も一刻の停滞も許されない状況」と話した。1時間のビラ配りを終え電車に乗り、国会議事堂前駅に到着。待っていた地元の小学生からの質問に答えた。数時間後、国民民主党と議論が不可欠な「103万円の壁」の見直しに向け、自民党の税制調査会に向かった。国民民主党との連携については「少数与党という状況ですので、国民民主党さんを含め野党の方々と、これまで以上にコミュニケーションをしっかりとっていくこと」。国民民主党が求める178万円への引き上げに対し、自民党はどう答えを返すのか。小林議員が議論する税制調査会の結論に注目が集まっている。