防衛装備品の共同開発を行うのは三菱電機の子会社「三菱電機オーストラリア」とオーストラリア国防省だという。三菱電機のレーザー技術を活用し警戒・監視を行う装備品を開発しオーストラリア軍の戦闘機・車両への搭載を予定している。防衛装備品の共同開発を巡っては迎撃ミサイルをアメリカと次期戦闘機の開発をイギリスやイタリアと進めているがいずれも政府間で日本の民間企業が外国政府と行うのは初めてとなる。民間企業の技術を防衛装備品として海外に転用するには防衛装備移転三原則の範囲内か国が審査する必要があり今回は5年前に審査を通過していた。おととい行われた木原防衛大臣とマールズ国防相との会談では今回の共同開発を歓迎している。防衛省は海洋進出を強める中国を念頭に両国の連携強化にも資すると期待している。また海外への技術転用が日本の防衛産業の活性化につながるとして今後企業側に働きかけていきたいとしている。