鹿児島・さつま町では国有林に弾薬庫を整備する計画がある。政府は27年度までの5年間で約43兆を投じ、防衛力を抜本的に強化する方針。さつま町で建設会社を経営する山崎隆氏は自衛隊の誘致活動に携わっている。人口はこの20年で3割ほど減少し、町の将来を案じていた。そこで自衛隊を誘致し、隊員や家族が住むことで地域が活性化すると考える。弾薬庫の規模は未定で、国の新年度予算案の防衛費にはさつま町での隊庁舎などの設計費が盛り込まれた。同町に住む岩崎わかさん(83)は弾薬庫の整備計画に衝撃を受け、仲間たちと反対活動を行う。全容が分からないなか、地域が分断していきかねないと危惧する。町は「整備が可能と判断した」と九州防衛局から説明を受けた段階だという。
