大相撲夏場所で、小結大の里が初土俵から7場所という史上最速の初優勝を飾った。一夜明けたきょう、改めて会見に臨んだ。きのう千秋楽を迎えた夏場所で大の里が阿炎を押出で破り幕内初優勝した。去年春まで大学生だったニューヒーローの誕生に相撲界は沸いた。優勝から一夜明け大の里が会見をした。石川県津幡町出身、7歳で相撲の世界へ。中学、高校は新潟の強豪校へ相撲留学した。日本体育大学へ進学し2022年全日本相撲選手権で優勝し、2年連続アマチュア横綱の栄冠を手にした。身長192cm、体重181kg。去年4月、大相撲の世界へ。元横綱稀勢の里が親方を務める二所ノ関部屋に入門した。
異例のスピード出世を果たす。去年5月の初土俵から4ヶ月後、十両に昇進しことしの初場所で新入幕、先場所後には三役に昇進。出生のスピードに髪の毛の成長が追いつかず、先場所までまげを結えないざんばら髪で土俵入りした。能登半島地震の避難所を慰問し石川内灘町の避難所には大の里関の祖父の姿があった。ことし初場所と先場所で11勝4敗。過去に部屋の未成年力士と飲酒をしたとしてことし4月に相撲協会から厳重注意を受けた。夏場所初日、横綱・照ノ富士から白星をあげた。千秋楽を前に優勝争いのトップとなり相撲界の重鎮も舌を巻いた。迎えた千秋楽で関脇阿炎との大一番で白星、12勝3敗で初優勝を飾った。